福岡

天神連句会

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連句とは  〜初めての方へ〜

   連句は、『俳諧の連歌』と言われますが、数人が座を囲み自由な発想のもと
  長句(五・七・五)と短句(七・七)を交互に付け一巻の詩を作るものです。
「誰かさんが作った句の感触を受け、次に自分の句を付けて景色を完成する」面白いですよ。
付け進むと、思い思いの風景が展開し、全体として詩情が流れて行きます。
 次の、松尾芭蕉が監修しました作品をご覧下さい。



「歌仙」とは、連句でよく用いられる形式の一つで、
初折表(6句)、初折裏(12句)、名残折表(12句)、名残折裏(6句)の36句からなる形式です。
初折裏を「ウ」、名残折表を「ナオ」、名残折裏を「ナウ」と略記しています。






  歌仙『さみだれを』の巻

(芭蕉 『おくの細道』紀行)



                       発句  さみだれをあつめてすゞしもがみ川        芭蕉
                       脇句   岸にほたるを繋ぐ舟杭               一栄
                       第三  瓜ばたけいさよふ空に影まちて            曾良
                                 ・             
                                中 略           
                                 ・               
                     ナオ 五  星祭る髪はしらがのかるゝまで           曾良
                        六   集に遊女の名をとむる月             芭蕉
                        七  鹿笛にもらふもをかし塗あしだ           一栄
                                 ・              
                                中 略             
                                 ・
                     ナウ 四   やもめがらすのまよふ入逢            川水
                        五  平包あすもこゆべき峰の花             芭蕉
                      挙句   山田の種をいはふむらさめ            曾良

                                                       満 尾     





  歌仙『ふか川にまかりて』の巻

(芭蕉七部集・炭俵上巻)



                      発句  空豆の花さきにけり麦の縁             孤屋
                      脇句   昼の水鶏のはしる溝川               芭蕉
                      第三  上張を通さぬほどの雨降りて            岱水
                        四   そっとのぞけば酒の最中              利牛
                                 ・
                                中 略
                                 ・
                    ナオ 四   置きわすれたるかねを尋ねる           孤屋
                       五  着のまゝまにすくんでねれば汗をかき        利牛
                       六   客を送りて提る燭台                 岱水
                       七  今のまに雪の厚さを指でみる             孤屋
                                 ・
                                中 略
                                 ・
                    ナウ 五  花見にと女子ばかりがつれ立て           芭蕉
                      挙句   余のくさなしに菫たんぽゝ               岱水

                                                       満 尾







天神連句会では、毎月1回天神のビルで連句の座を持っています。

毎月第3日曜日 午後1時から4時頃まで



   天神連句会は、「どなたでも」「自由な時間に」座に加わり、連句を楽しんで頂く
   ことをモットウにしております。興味をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
                                事務局:八木 紫暁




※問合せ: お手数ですが、下の*を@に変えたアドレスにお問い合せ下さい。
fffttt05*yahoo.co.jp




              ◎ 初心者の方も大歓迎です。


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